4月に、甥に強制的につみたてNISAをさせようという内容の記事を書きました。
1、その後どうなったのか
父の生命保険の受取人は現在兄ですが、父と兄の折り合いが悪いため、
父が受取人を兄から弟の私に名義変更しようと言い出しました。
そこで考えた折衷案は、保険金は私が受け取ったのち
兄の息子(すでに就職して家を出ている)に、
贈与税のかからない額で毎年送金して、積立させようという作戦でした。
しかし兄または甥からは、一向に準備が出来たという連絡がありません。
そこで以下のメールを兄に宛てて送りました。
2、兄へメールで新しい提案
「暑中お見舞い申し上げます。
私は10/15に退社見込みで、届けは9/上に出すつもりです。
さてXX君につみたてNISAをやってもらう件ですが、だいぶ腰が重そうですね。
そこでさらにいい案を考えました。
私は来年早々にもETF(上場投資信託)を始めようと思っています。
厚切りジェイソンが資産形成で使っているやつです
(ジェイソンの本はベストセラーになっていて私も読みました)。
手始めに年間50万で考えています。
運用益が出たら(出ないかもしれないけど)私がもらって
元本の50万をXX君に送ります。×10回で500万円。
XX君は準備できたらつみたてNISAを始めて下さい。
私とXX君の両方で運用益が出たら一粒で二度おいしいです。
面倒なら預金で持っておいても構いませんし
必要ならクルマを買うとかもありでしょう。
ただNISAを始めるなら早いほうがいいです。
本を読んで研究して、始めて下さい。
預金はインフレにより事実上、目減りします。
楽天証券ならこのあたりが人気があります。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)手数料0.1144%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)手数料0.1144%
信託報酬(手数料)が0.1%台というのは最安値です(0.3%以上は高いです)。
全世界株式か、先進国株式、米国株式のインデックスファンドが無難で
国内株式メインはやめたほうがいいです。
株式だけだと暴落が不安なら、債券や不動産にも小分けに投資する
バランスファンドもありますが、リターンは小さめです。
私は株式のインデックスとバランスファンドを両方やってますが
バランスはあくまで滑り止めです。
例)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)手数料0.154%
ちなみに妻が先月から楽天証券で始めたiDeCoではこの2つを選びました。
たわらノーロード 先進国株式 手数料0.10989%
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 手数料0.202%
私と妻の積立NISAは現在それぞれ1万円ほどの利益が出ています。
6月は1万円のマイナスでしたし、大暴落もありえますが、
20年間、売らずに持っていれば収益は0ではないでしょう。
この案でよろしければXX君の銀行口座番号を教えてもらえ次第送金します。
このメールを転送してもらって構いません。
ご検討下さい。長文ですみません」
3、兄からの返信
このメールに対し兄から来た返信は、
「息子は準備を進めているようだが、お盆も帰省しないので具体的な進捗は不明」
とのこと。そして最後に
「会社を辞めてこれからは錬金術?でやっていくの?」との一文。
なるほど、投資にまったく興味のない人に、具体的にファンド名を挙げて
信託報酬だのリターンがどうの、と言ったら怪しい錬金術に聞こえるかもしれません。
これからは兄には私のことを「オカネの錬金術師」と呼んでもらいましょう
(そういうマンガがありましたね。等価交換!とか)。
よし500万円を練成して練成して、運用益を生み出してやろうじゃないの。
とにかく兄の言う「錬金術」というワードが面白かったので今回記事にしました。
4、余談
例の「4%ルール」という考え方がありますね。
1億あったら4%の400万円を年間の支出として、1億の4%の運用で
資産を目減りさせずに食べていける、というアレです。
この話を読んだときに思い出したのは、
諸星大二郎のマンガ『孔子暗黒伝』にも登場する「視肉」です。
その肉を千切って食べても地の気を吸って成長し増殖するという家畜です。
1億円の「視肉」があれば私も安泰ですが、
それは飽くなき貪欲「饕餮」(とうてつ)というものだと
孔子先生も言っているとかいないとか。
4%ルールはまさに錬金術や視肉のような不自然さを感じます。
本日のなぞかけ
『鋼の錬金術師』とかけまして、私たち兄弟で投資経験の違い、とときます。
そのこころは
弟はアル・・・このマンガを知らないとピンとこないけど・・・かめ乃てでした。
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