相続税がかかるほど資産があるのか?・・・無いです。
ただTVで「令和5年度の税制改正大綱で、NISA拡充やインボイス、
相続税・贈与税などが論点になっている」と聞いてハッとなりました。
相続のことを忘れていた!
<目次>
1、私が死んだらどうなる
80歳くらいで死んだとして、相続が発生しますね。
相続税が発生するほど個人の資産はないはずです。
相続税が何円以上からつくのか計算してみましょう。
基礎控除=3,000万円+(600万円×法定相続人の数)
私ら夫婦は子なしですので、法定相続人は
まずは配偶者と
第1順位(子ども)・・・いません
第2順位(父母)・・・その頃にはいません
第3順位(兄弟かその子ども)・・・兄1名、ただしそのときの生死は不明。
甥と姪が各1名
ということは
兄が存命だとしたら
基礎控除=3,000万円+(600万円×2)=4,200万円
兄が死亡で甥と姪が存命なら、4,800万円
・・・「そんなにあるわけないわな」とか考えていたら
「そうか、遺言で妻が全部相続としておかないと
4分の1は兄か兄の子供に法定相続の権利があるぞ!
いくら運用がうまくいったとしても4分の3しか妻の手許に残らない!」
私の死後の妻の生活費のために資産運用しているのでそれはちょっと痛いですね。
今のうちから手をうっておかねば。
2、相続を本で学ぼう
『ぶっちゃけ相続 日本一の相続専門YouTuber税理士が
お金のソン・トクをとことん教えます!』
橘慶太/著(ダイヤモンド社)
こちらの本を買ってきて早速読みました。
「ぶっちゃけ」なんてタイトルにありますように、「骨肉の争い」のような
具体的な事例を挙げながら解説してくれる本なので、読み物としても充分面白いです。
奥の深い相続税の全貌は分かりませんが
私の理解の範囲で上記の問題を回避するとしたら
①妻が全部相続すると遺言書を書く
②生命保険に追加で入って相続対象の資産を減らしておく
③私から妻に贈与を繰り返して、私名義の資産を減らしておく
④これから使うお金は全部私名義の口座から払い、妻名義の口座に手をつけない
3、どの対策がよいか
①は私の死後、それが発覚したときに兄の家と妻が気まずいかな?
あまりやりたくない手です。
②は有効ですが生命保険はすでに2件入っていますので、もういいかな?
③は贈与税が年間110万円以内ならかからないので、私名義の口座から妻の口座に
毎年110万移動させ、毎回その都度「贈与契約書」を交わしておくと完璧でしょうか。
③と④を実践していけば、私名義の資産は極力減り
同時に法定相続分も減っていくというのでどうでしょうか。
妻や我が子ならともかく、所帯が別の兄や、
ろくに話したこともない甥や姪に相続があるというのはどうもね。
兄の一家と仲が悪いわけではないんですが
男の兄弟の間柄なんてクールなもんですからね。
4、母が亡くなったときの相続
今思えば母のときは杜撰な相続でしたね。
現金は僅かな額しかないし、不動産もないので適当です。
私は一言も言いませんでしたが、本来なら父も交えて協議して
きちんと全員納得の上「相続」を行うべきでした。
この杜撰な相続がきっかけで父と兄が疎遠になり
それで私は父の面倒を見る必要もあって
早期退職した、という流れなのです。
まずい相続がFIREを後押しした部分もあります。
上記の本『ぶっちゃけ相続』の「はじめに」の1行目は
「普通の家庭」が一番危ない、というものです。
相続争いの8割が相続額5,000万円以下の家庭で起きており
お金持ちにしか起こらないことではない、と著者は警告します。
まさにウチの実家がそうですので、納得です。
本日のリタイア川柳(その3)
贈与なら 良しとしよう 憎悪より・・・かめ乃てでした。
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