目指せ早期退職!及び腰でFIRE

中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

【読書】『世界インフレの謎』

今回ご紹介するのはこの本です。
講談社現代新書『世界インフレの謎』渡辺 努著

講談社HPより



1、どんな本なのか


ウクライナの戦争はその原因ではないことは、データがはっきりと示している。
では"真犯人"は……?
元日銀マンの物価理論トップランナー、異例のヒット『物価とは何か』の著者が
問題の核心を徹底考察する緊急出版!(講談社HPより)

コロナが収束しつつある(いやまだ蔓延しているんですけど)現在において
このインフレはロシアの軍事侵攻と中国のゼロコロナ政策に原因があると
私は思ってました。
でもこの本で「戦争原因論」はあっさり否定されています。

それ以前にコロナ禍が、世界をインフレへと導いてしまっていたようです。
新型コロナウイルスを発端とするこの世界インフレはいかにして起きたのか
その詳しいメカニズムは本書をぜひお読み下さい。


2、日本のデフレはどうなるの?


欧米ほどではないですが、物価高が日本でも少しずつ言われるようになりました。
原油高は燃料を使うすべての業界を苦しめていますし
飼料代の高騰による畜産農家の苦境は、よくニュースで取り上げられています。

日本の消費者物価は約600品目の値段をもとに割り出されているそうです。
この中で「インフレ」に当たるものはガソリン、電気、ガス代が中心で
一部の商品が値上がり始めているものの約4割の品は値段が変わっていないそうです。

日本人はどうもこの価格据え置きに慣れてしまっていて
それゆえ給料が上がらなくても生活できている状態にいるようです。
欧米がものの値段と賃金が上昇し続けるスパイラルの中にいるのに
日本はまだデフレ・スパイラルに足を引っ張られている感じですね。


3、我が家に物価高は来ているか


先月の家計簿を妻に見せてもらいましたが
勤めに出ていたときとほぼ変わりがありませんでした。

最近は妻とスーパーに買物に行って私も食料品の値段を見る機会が増えました。
肉については値上がっている印象を受けます。
鶏肉や豚肉を効果的に使いたいところです。
あと、見切り品の活用ですね(笑)。

印象でしかないですがイオングループは頑張っていると思います。
イオンのPBは値段的にもお買い得でクオリティ的にも満足いくものと思っています。

カップ麺が好きなので、ディスカウント系のスーパーに行ったときは
必ず買いますが、最近は税込み110円以上には手を出さないようにしています。
私のような人がデフレ・スパイラルを生んでいるんでしょうか(笑)。

値段を据え置きにするために容量を減らしている製品がありますよね。
この本を読むとそんなことをしてはいけないし、消費者も
今まで100gだったものを80gで我慢していてはいけないのかな、と思います。

企業はもっと価格転嫁を!
抜け駆けで値段据え置きにしないで、各社一斉に値上げ・価格転嫁を!
そして儲かった分だけ賃上げを!
以上よろしく!(でも私はもう給料もらえないので、見切り品を買います)



↑ 今日のお昼は親子丼です。
一見普通の親子丼ですが、工夫したのはご飯と具が4段構造になっているところです。
以前から丼ものは下の方のご飯部分が残りがちなのが不満でした。
特にお店で食べる牛丼とか。
なのでご飯+具+ご飯+具という4段構造にしてみました。
最後まで美味しく食べられました。

本日のなぞかけ(その45)
原料費の高騰でコスト高になった企業とかけまして、
度重なる大臣の不祥事で野党の追及を受ける岸田首相とときます。
そのこころは
とうとうネをあげたでしょう・・・かめ乃てでした。

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