目指せ早期退職!及び腰でFIRE

中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

私がFIREのために参考にした本(その2)

ネットの記事や、FIREの先達の方々のブログを拝見するのも大いに参考になりますが、やはり頼りになるのは本だと思います。情報にはお金を出さないと。

ということで3冊ほど書籍を紹介しようと思います。

 

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1、『つみたてNISAはこの8本から選びなさい』

仲野晴啓著 ダイヤモンド社


つみたてNISAを始めるときに、まずこれを読んでから銀行に向かいました。
著者はセゾン投信の社長さんですので、専門家中の専門家です。
お薦めしている8本のうち2本はご自身の会社のファンドですが、まさしくつみたてNISAのような、一般人がある程度安心して積立投資できるような条件で作った2本ですから、それも当然と言えば当然です。
162本あるつみたてNISAのファンドのうち、著者の考える条件でフルイにかけて選ばれた8本が挙げられており、私と妻もそのうちの2本を中心軸にすえてファンドを選定しました。その2本とは以下です。

・世界経済インデックスファンド(三井住友トラスト・アセットマネジメント)

・iFree 8資産バランス(大和投資信託

残念ながらウクライナ問題の緊張が株価を押し下げ、私の口座の運用損益は現時点でマイナスしています。しばらくはこの状況は続くと踏んでいますが、20年後の世の中は誰にも予測できませんので、運を天にまさせましょう。

つみたてNISA関連の本はムックが多いですが、エロ雑誌とか雑多なものを出版している出版元のものが多く、ムックは売りっぱなしが主ですから、なんだかちょっと信用なりません。この本はダイヤモンド社というブランドで、長期的に書店に並ぶ書籍、というところも信頼がもてそうです。

2、『普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門』

山崎俊輔著 ディスカヴァー・トゥエンティワン


FIRE自体がアメリカ発祥ということもあり

・『FIRE 最速で経済的自立を実現する方法』(朝日新聞出版)

・『FIRE最強の早期リタイア術』(ダイヤモンド社

このあたりが日本でFIREを紹介し始めた先駆的な本かと思いますが、いずれも翻訳本です。しかし日本には日本の社会保険制度もあり、国内の事情も考慮した書籍が欲しいところです。
この本で「普通の会社員」ができる現実的なFIREとして、5年早くリタイアする「プチFIRE」が提唱されています。
私自身は57歳半ばでリタイアしようとしているので、65歳を退職の基本とするなら7~8年なのでちょっと早めですが、完全に働かないわけではないので、最近でいうところの「サイドFIRE」の予定です。

この本のいいとろころは「リアルさ」でしょうか。
そもそもFIREって働かないで生きよう、というそれだけ聞いたらあまり現実的なではない、自堕落なものに思えます。
本書ではFIREを地に足を着いたものとして、日本の現行制度に照らし合わせて考えてくれているので、読んでいてしっくりするものがあります。

3、『DIE WITH ZERO』

ビル・パーキンス著 ダイヤモンド社


このブログのURLで使用している「with-zero.hatenablog.com/」はこの本からとったものです。それくらい感銘を受けた本です。

帯のコピーは「ゼロで死ね」です。すごい尖ったコピーというか、書名がまずそれですから(笑)。

著者の言いたいことはシンプルです。書名そのまま。
ある程度老後に備える必要はもちろんあるが、死ぬまでにはそれを使い果たせ、ということです。その人を形作っているのは様々な経験と記憶であり、それに体が動き、目が見え、耳が聞こえるうちにお金を使え、という主張です。
しかし現実には金が目減りする恐怖に耐えられず、より多くのお金を残そう、あまつさえ増やそうとしてしまいます。

私はわりとお金に無頓着な(別に浪費家というわけではない)ほうでしたので、今ほど「お金、お金」と思ったことはありませんでした。
ただ定年に近づいてきたとき「老後の生活設計」について考え始め、FIREという生き方を知ったときに、お金のことは無視できなくなってきたのです。
1年前にNYダウ平均株価を毎朝チェックする日が来るとは想像しませんでした。

私自身は「ゼロで死ぬ」ことはしません。
平均寿命からいって妻が私の死後10年生きられるだけは残して死ぬつもりではあります。

この本を読んで次にしたことは、気になっていたピザ屋さんに妻とランチを食べに行ったことです。美味しいピザを食べた経験、味の記憶、ピザ屋さんにお金が入る、これ重要なことですね。
今はコロナ禍で、見聞を広めるような旅行をするにも不自由な状況ですが、FIRE後はシンプルな暮らしと、楽しみにお金を使うことを両立させた生活をしたいものだと考えています。

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