目指せ早期退職!及び腰でFIRE

中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

【読書】『老後破産~長寿という悪夢~』

『老後破産~長寿という悪夢~』NHKスペシャル取材班著(新潮文庫
を読みました。

e-honより

<目次>

 

 

1、どんな本なのか

2014年9月に放送された「NHKスペシャル」をベースにしたルポです。
NHKの取材班が、老後破産の一歩手前のご老人数名を取材する
という内容になっています。

かなり前に放送された番組なので、現状に合わないところもあるでしょう。
しかし年金制度は改悪される一方なので
むしろこのときより酷いことになっているかもしれません。

取材された人の厳しい生活に、NHKの記者も福祉施設の人も、この状態は
何とかならないのかと歯噛みし、地団駄を踏んでいる感じが伝わってきます。


2、この本に登場する人々

「若い頃から真面目に働いてきた。こんな老後になろうとは思わなかった」
という孤独な老人ばかりです。

収入は国民年金が月に数万円、家賃を払ったら残りはわずか。
節約した最低限の食事をとり、場合によっては電気も止められている人も。
病院に行きたくても、治療費がもったいなくて行けない。
介護サービスも頼めない。
もっと家賃の安いところに引越したくても、引越し資金もない。

わずかな貯金があるため制度上、生活保護が申請できない
また申請することに抵抗感があってできない。
もう八方ふさがりというやつですね。

孤独な人もいますが、兄弟親戚に迷惑掛けられないと、
頼ろうとしない人も多いようです。


3、私と妻は大丈夫なのか

私はFIREとか調子のいいことを言ってますが、
57歳まで会社勤めしてますので、厚生年金にも30年以上加入しています。
それでも年金はたぶん月に13万くらいかなあ、と予想しています。
妻のぶんとあわせても月に20万には少し足らないくらいでしょう。
なので不足ぶんは、蓄えを取り崩しながらになります。

年金でもとをとるため、私は80までは生きないと妻の老後に差し支えます。
FIREの前提は、お金より何より「健康」だと思います。

私の死後は妻の年金だけでは全然生活できないため
まずは生命保険、さらにNISAなどの運用がここで初めて活きてきます。
なので私の存命中はNISAには手をつけずに、
ただただもう、雪だるまを丸く大きくしていくことに注力したいと思っています。


4、気になる年金制度の行方

65歳まで年金を払わせようという、政府の試算があるようですが、
私が65歳のときは2030年です。
どんな世の中になっているのでしょうか。

すでに収入がない、もしくは激減している状態での年金支払いは厳しいですね。
私だけではなく、役職定年とかで60歳以降は収入減の方は多いでしょう。
その分もらえる年金は増えたとしても、
相当長生きしないともとをとれない、なんてことになるのかもしれません。

そうなったら「払った年金のもとをとる」をモチベーションに
石にかじりついてでも、健康に生きてやるしかないのでしょう。

私の父がもらっている年金は、私の予想月額より5~6万円高いです。
尊敬できるところが1ミリもない我が父ですが、年金受給額だけは尊敬に値します。
町工場の安月給だったはずですが、時代の恩恵でしょうね。

今回はシリアスなルポを読んだので、まじめな内容になりました。

マウスでイラスト(その13)

ブリンケンちゃん、メンゴ、メンゴ。

 

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