目指せ早期退職!及び腰でFIRE

中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

職場体験学習に行く

「企業B」の面接に落ちたものの「企業A」から
「ご自分に合っているか、できそうかどうか判断するために、
一度見学にお越し下さい」と電話があり、行って来ました。

<目次>

1、介護施設の厨房を選んだ理由

応募した企業Aは以前から検討していた介護施設でした。
介護施設の厨房は、勤務時間、時間帯、資格不要、一回習得すれば
他の施設でも雇ってもらえる(全国に沢山あってクチはありそう)
という点で有望かなあと思ったのでした。

施設によるかもしれませんが、ここはできあいの食品を盛り付けるだけで、
提供した後は洗い物や片付けだけです。
特に技術がなくてもできそうに思いました。

 

2、実際に見学すると

事前に指定されたように、エプロンと三角巾を持参して厨房に入りました。
細長い厨房は両側に流し台やガスレンジ、冷蔵庫、保温庫、食洗機などが並んでいて、
通路幅は1mほど。程よい狭さ?なのでしょうか。

教えてくれる方は男性で、
「私は調理師免許を持っていますけど、関係ないですね」
と言ってらしたので、どうやら厨房のプロのようです。
本業があってWワークで勤めておられるみたいです。

まず小鉢をタタタタと並べると、
ビニールパックされたフルーツのシロップ漬けのようなものを
小分けにされました。デザートのようです。

食事には「常食」という普通にそのまま出てくるもの以外に
「ソフト食」「刻み食」「ミキサー食」とかいろいろあるそうで、
その日によって該当する入所者の人数も変わってくるらしいです。

 

3、調理がないわけではない

問題は「刻み食」でした。
フルーツは小鉢の中で料理用の鋏で細かく切り刻まれました。
ふ~んと思って見ていたのはそこまででした。
その日のメインディッシュは魚の煮付けだったのです。

「常食」はそのまま皿にのせられましたが「刻み食」は、
まな板の上で包丁でバラバラにされて、鮭フレークのようになってしまいました。
付け合せの野菜も同様です。
せっかくの煮魚も、これではおいしそうに見えません。

「ミキサー食」にいたっては、
袋からドロリと、茶色っぽいペースト状のものが皿に盛られたのです。
私は上半身タンクトップ1枚の裸になり「ミキサーーー!」と叫びたくなりました。
子どもがいないので分かりませんが、離乳食ってこんな感じでしょうか。

ということで指定された形状に加工して、必要な人数分を食材ごとに盛り付ける、
その繰り返しだというのです。
「単純といえば単純です。時間内に仕上げられるまでには慣れが必要ですけどね」

とその方はおっしゃいます。
「最初のうちは私も早めに来たり、帰りは遅くなったりしましたよ」とのこと。

 

4、洗い物の工程を見る

食事を各入所者に提供するのは介護スタッフの仕事です。
食べ終わった人のトレーから順番に戻ってきますので、どんどん食器を洗います。
残飯を捨てて付着したものをスポンジと流水で落とすと、食洗機に入れられます。

その間に次々皿が戻ってきますので、洗いつつ、食洗機動かしつつ、
最後に食器を乾燥庫に入れておしまいのようです。
私は次に実際教わるときにスムーズにいくように逐一作業工程をメモにとりました。

 

5、結局辞退しました

調理はなくて盛り付けのみと聞いていましたが、
実際には「刻み処理」で包丁は使うのでした。
私も昼飯を作ったり、夕飯の手伝いをするので
ネギやらキャベツやらをみじん切りにしたりします。
しかしすでに調理が終わった食材を刻むのを見たのは初めてでした。

未体験の職種ですので、どれでもそうなのかもしれませんが
「自分がこれやっている様を想像できない」と感じました。
「魚の煮付けを刻んでいる私」が。
なんか違う、これではない、と思ったのでした。

やはり人には適性とか適材適所とかあって、この職人さんの言うように
「覚えてしまえば単純作業の繰り返し」とはいえ、
私のやる仕事ではないかなあ、という感じでした。

 

6、それと同時に思ったこと

私も妻も「老後はさっさと有料老人ホームに入ろう」と言っていますが、
人生の末期にフレーク状やペースト状になった煮魚を食べることになるとしたら、
ちょっと嫌だなあと思いました。

母も亡くなる前は施設に入りましたが、コロナ全盛期で面会もできなかったため、
どういう暮らしかもわかりませんでした。

私は「明日から刻み食になります」と言われたら、
高級にぎり寿司を次々と口に放り込んで、
のどを詰まらせて死ぬことにしようと思います。

今回は「職」よりも「食」について考えさせられたのでした。
 

マウスでイラスト(その12)

もはや描いている本人が「いったい誰なんだこれ」って感じです。
実は中国訪問中のブリンケン国務長官です。
イイ男は描きにくいんですよ!

国際問題となるとこの方をTVで見かけますが、日本の場合は官房長官が出てきます。
あの寝ぼけたような顔で、終始うつむいて原稿を読んでいるだけの人を見ると、
ニッポンは大丈夫かと思ちゃいます。

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