目指せ早期退職!及び腰でFIRE

中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

実家の問題

実家の母親は1昨年の末に亡くなり、現在父親が独居老人となっています。
介護度では「要支援2」なので何とかなっていますが、それもいつまでもつか・・・
という感じです。

 

1、独り暮らしが不安な状態に

 

父親はまだ自炊をしつつ、介護保険で賄える範囲でヘルパーの助けを借りたり
デイサービスに行って昼食にありついたりはしています。
私はたまに行って車で買物に連れて行ったり、ATMで生活費をおろしたり
役所の手続きをしたりなど手伝っている状態です。

ただ自分ひとりでどこかに出掛けて行くのはすでに不可能になっています。
母が入院していた頃は、自分で電車に乗って病院まで見舞いに来ていましたが
今や段差を1段降りるのに手すりがないと不安な状態です。
足腰が弱っているせいで、家の中で転んで柱に頭をぶつけて怪我をしたり
ということもありました。
今のところ認知症の兆候が無いのが救いです。

 

2、施設入居を勧めてみるが

 

そこで施設で条件のいいものが出ていると資料を取り寄せて勧めてみたりしています。

実はサ高住(サービス付高齢者住宅)では「要支援2」程度で施設に入る人の割合は
少ないのか、たいていは要介護の方ばかりというケースが多いです。
介護度が低いと介護保険の利用が少ない=点数が稼げないので
入居を敬遠される施設もあるようです。

介護施設を紹介するサイトでは入居者の介護度の割合を表示している場合があります。

出典:「みんなの介護」



そこで「要支援」か「自立」が比較的多い施設ならいいかと
父に勧めたこともあります。
「ここなら全員車椅子ということもなく、他の住人と世間話のひとつも
できるんじゃないか」と。
ところが本人は
「今更施設の中の住人たちと人付き合いするのが嫌だ」
「ああいうところでは職員が入居者をいじめたりするニュースをときどき見る」
「同じ時間に寝起きして食事して、と決まっているのがイヤだ」
「お金がかかる」などと言っては拒否されてきました。

あのボロっちい賃貸住宅の、段差のある狭いトイレの、狭い風呂のどこがいいのか?
自宅の畳の上で死にたいと言うのです。
もっと立派なマイホームだったら分かるんですけどねえ。

 

3、この後どうなるのか

 

ここからは勝手な想像に過ぎませんが
持病が悪化するとかで入院ということになると思います。
一通りの治療が終わって「これ以上の治療続行は無意味なので退院して下さい」
ということになります(母のときもそうでした)。

多分その頃には独りでトイレや風呂に入るのは不可能なほど衰えているでしょう。
今でもよぼよぼなのに、ベッドで寝たままの状態を続けると
自立歩行がまともにできなくなるかもしれません。
そうなると介護認定を受けた上で施設を探し、入居契約・入居準備、となるでしょう。

介護度が進めば独居生活に戻れる可能性はないので実家は撤収しなければなりません。
使う見込のない家財道具の処分、賃貸とインフラの契約停止。
「看取り」は病院になるのか、施設になるのか・・・。

 

4、さらにその後は

 

こういったことをやるためにリタイアした部分もあるので
まあ抜かりなく進めていくしかありません。

最後はお葬式。本人には「最小限の家族葬で。ただし棺はそこそこ良いやつで」
という希望を聞いています。
お墓は母と同じ共同墓を生前に契約しているので安心。

遺産というほどのものは無いですが、そこは兄と話がついているので
揉めることはなさそう。

妻の両親は健在ですので、同じような問題が妻の実家のほうでも発生するでしょう。
妻の実家に近い立地に引っ越して、それに備える予定にしています。

リタイア後に待っているのは楽しいイベントばかりではありません。
自分自身の老いとも戦わねばなりません。
自分が要介護状態になったら?
自分の死後の妻の生活は大丈夫か?

永年働き続けた後に続けて、こういった問題ばかりを解決しているうちに
人生が終わるのってどうなんでしょうか?
アーリーリタイアで平穏な生活ができる時間を少しでも確保したいところです。
生きるのも死ぬのも人間は大変ですね。


本日のなぞかけ(その30)
独居老人に必要なものとかけまして、安倍元首相銃撃の動機とときます。
そのこころは
シエンでしょう・・・かめ乃てでした。

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