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中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

読書】『堤未果のショック・ドクトリン』

堤未果ショック・ドクトリン~政府のやりたい放題から身を守る法』
幻冬舎新書)を読みました。

 

e-hon注文画面より


1、ショック・ドクトリンとは

大規模なテロや災害などが起きて、国民がショックを受けているどさくさに紛れて、
政府とその癒着企業が都合のいい制度や法律を、スピード導入してしまうことです。

そのことを批判したのがカナダのジャーナリスト、ナオミ・クラインさんで
ショック・ドクトリン』上下巻として日本語版も岩波書店から出版されました。
そのへんの本屋では売っていない岩波書店で、
上下巻あわせて5千円以上するノンフィクションは誰も読んでいないでしょうから
(それは言いすぎ)堤未果さんがお求め安い価格の新書で刊行してくれました。
またEテレの「100分で名著」でも取り上げられました。


2、米国におけるショック・ドクトリン

この本では序章で海外でのショック・ドクトリン
面倒なので「ショクド」としておきますが、いくつか例をあげています。

大きいのは9.11の同時多発テロのときに米国に施行された「愛国者法」という、
政府が国民監視の権限を認めるものです。
まるで用意してあったように分厚い法案が提示されて「こんなもん読んどれるかい!」
と議員たちが突っ込んでいるうちに可決されたそうです。

著者の堤さんは当時、世界貿易センタービルに隣接するビルで勤めていたそうで、
逃げながら燃え盛るビルを振り返ると、
熱さに耐え切れず落ちてくる人が見えたそうです。


3、日本におけるショクド

この本では代表的な3つについて1章ずつ充てています。
マイナンバーカード、コロナショック、脱炭素です。

マイナンバーで我々の資産やらなんやかんやが、政府に筒抜けになるというのは
最初から分かっていたことなので何も申しますまい。
役所の手続きがさっと済む、とか利点もあるでしょう。

しかし保険証に合体することは今でも批判が絶えません。
現状で問題なく機能していますしね。
おまけに紙の保険証を廃止するからマイナカードを作れというのは
脅迫でしかありません。

私はポイントをくれるというので、まずはカードを作りましたが、
預金口座との紐付けは躊躇しました
結局いずれは紐付けしないことがデメリットになるかと、後から紐付けまでしました。
私んち程度の預金を政府が知ったところで、屁でもありますまい。

Paypayもやたら「本人確認を」と言ってくるので
免許証を使って本人確認を提出しました。
銀行やら信託銀行にもマイナンバーを提出していますし、
あれやこれやを総合すると、私んちの預金がいくらで、なぜ私がいま
エアコンを消して扇風機で耐え忍んでいるかが分かってしまうのでしょう。

日本の金融資産は2,043兆円だそうですが、
そこに私のPaypay残高は入っているのでしょうか?

この本を読んだ後、私の最初のアクションは
マイナカードを財布から別の場所に移したことでした。


4、コロナとショクド

本書を読むと、コロナワクチンはほとんど
WHOと製薬会社の陰謀と言っても過言ではないようです。

本書で回転ドアと呼んでいるものがあります。
企業と政府の間を行ったり来たりできるドアのことです。
日本政府のコロナ対策の委員会のメンバーが、もともと製薬会社の息がかかっていて、
ワクチン接種を推進したあと、ファイザーの部長にご栄転、といった感じです。

最近またコロナの「第9波」とか言われだしていますが、次はワクチンもういいかな。
結局マスクして消毒して、感染しなかったし。
それがワクチンのおかげとは思えないですしね。

インフルエンザ・ワクチンだって殆ど毎年接種してませんから、
5類になった今、しないのは全然ありでしょう。
日本では何千億円ぶんのワクチンが使用されずに廃棄されてきたそうですので、
私のぶんが1本余分に捨てられるだけです。


5、脱炭素とショクド

太陽光パネルクリーンエネルギーという良いイメージですが、
設置のために森林が破壊されたり、それが土砂崩れの原因になったり、
使い終わったパネルがリサイクルされないとか、
実は環境に優しくないことが書かれています。
中国がパネル設置と称して日本の土地を買い漁っているという問題も出て来ています。

EV車だって実はCO2を増やすとか、いやそもそも
地球温暖化は脱炭素で防げるのか、という疑問も提示されています。


6、読み終わって

どんよりした気分になります。
政府とそのお友だちの回転ドア企業がどんだけ悪巧みのうえ甘い汁を吸っているか、
ということがこれでもかと書かれています(でもその一端に過ぎないのでしょう)。

どんよりしますが、『XX歳の壁』とかを読んで「見事、壁クリアです!」
なんて言っていないで、この本を読みましょう。
結構売れているみたいですが、幻冬舎と書店はもっとこの本を仕掛けましょう。

マウスでイラスト(その15)

コロナ最盛期にハリセンボンの近藤春菜さんが
「WHOも大変ですね」というフリに
「テドロス事務局長じゃねえよ!」という返しをしたところ、
WHOに忖度した政府から圧力がかかり、番組プロデューサーが地方へ飛ばされた、
というフェイクニュースを私がいま流しています。



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