目指せ早期退職!及び腰でFIRE

中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

私がFIREのために参考にした本(その1)

リテラシー」という言葉がありますよね。「ネットリテラシー」とか。
私の両親は2人とも入れ歯でした。
私の子供のころ、朝起きるとまず歯を磨いていました。両親ともそうしていましたし、それが当然と思っていたのです。そして朝食後には磨かず学校に行っていました。当然、虫歯もちょっとありました。

でも途中でその不合理さに気づき、食後の歯磨きに変更しました。
現在では朝一番に洗口液でうがいをして、朝食後に歯磨き、昼食後は職場なので液体歯磨きで洗浄、夕食後に歯磨き、という習慣です。

正しい歯磨きの仕方が「リテラシー」としてあれば、両親とも入れ歯にはならなったでしょう。無知がゆえにバカを見るのは避けたいところです。
FIREという一世一代の勝負に出るからには、それなりの知識をもって臨みたい。そのために手っ取り早いのは書籍です。

ここで読んでおいて損はなかったな、という本を紹介します。

1、『50歳を過ぎたらやってはいけないお金の話』

中山伸枝著、東洋経済新報社 1,540円(税込み)

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帯のコピーは
”定年前後の「カモ期」には危険な罠がいっぱい”というもの。

目次には
・マンション投資が個人年金になると思ってはいけない
・退職金を焦って運用してはいけない
・退職後に家を買ってはいけない

・・・などといった文言が並びます。
退職金、運用したくなりますよね。でも著者の戒めの言葉を聞いて、ドツボに嵌らないように心の準備しておきましょう。

私がこの本の言葉に従おうと思ったことをいくつか挙げると

・退職金は「退職金専用定期」に預けた後、個人向け国債「変動10年」で運用する
・投資はつみたてNISAで積立にする。グローバルな投資信託商品を買い、世界経済の成長とともに値段が上がっていくタイプのものにする
・資産保全のためにリスキーな金(ゴールド)を保有しない
・終の棲家は施設にする

と言ったことがあります。

2、『定年前後のお金の正解』

板倉京著 ダイヤモンド社


帯のコピーは
”やるのとやらないのとでは、総額1000万円以上の差!”というもの。

目次では
退職金、年金、働き方、節税、住まい、病気と介護、遺産相続の7つに章立てされ、全部で45個のポイントが解説されています。編集が上手で読みやすいページ構成になっています。

この本では「どうしたら受け取れるお金を最大化できるか」「損を回避できるか」という切り口で書かれていて、非常に参考になります。
今回この記事にために、もう一度パラパラっと見返しただけでも「あ、ここ大事だなあ」「これ忘れてた、気をつけよう」と思うことが多かったです。いわゆる「バイブル的」な本と言えましょう。
読んでいて大事だと思ったところに付箋を貼っていくと、付箋だらけになりました。

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3、『失業保険150%トコトン活用術』第9版補訂版

日向咲嗣著 同文館出版

サブタイトルは「辞める前に知っておきたい80の智恵!」です。
FIREとカッコよく言ったところで、会社を辞めると世間的には失業者です。
失業保険がいくらもらえるかは大事なポイントですね。


失業保険は
・自己都合か、会社都合か
雇用保険に入っていた期間
・年齢
・退職前6か月の給与平均額

これらで、給付日額や給付期間が変わってきます。このあたりの基本的なことすら知らなかった私にはたいへんためになる本でした。失業保険に特化した内容ですので、詳しいことは当然として、失業者1年生にもわかるように優しく書かれているところもポイントです。

私は会社の「早期退職者制度」の活用お薦めが人事部より届いて、いわばやんわりリストラを言い渡されたようなものなので「会社都合」に当たるのかと思いましたが、自己都合になるようです。会社都合と自己都合とでは給付日数が倍以上違う、なんてことも勉強になりました。

こういった基礎知識をはじめとして、受給手続きのコツ、公共職業訓練の受講方法、など裏技の含めて、よりおトクな方法を伝授してくれます。
プロローグにも「失業はトクする絶好のチャンス」なんて書いてあります。

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私は実はミステリー本が好きで、毎年『このミステリーがすごい』(宝島社)が発売されるのを心待ちにしているくらいです。しかしFIREを志して以来、すっかりマネー本ばかり読むようになってしまって、なんとなく寂しい気持ちにはなっています。
まあ、ミステリー本は老後の楽しみにとっておくとしましょう。

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