目指せ早期退職!及び腰でFIRE

中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

ここ1年半はマンガを買っていない理由

中部地方に住んでいたころには、50半ばの人間の割りにはマンガ単行本を買うほうだったのですが、関西に来てからというもの、マンガを買ってくることはなくなりました。その最大の理由は小遣いを減らしたことです。

1、経費削減と楽しみの削減

関西に異動するにあたって「社員」から「地域社員」なるものになり、給与が激減しました。
小遣いを減らし、新聞とるのをやめ、ソフトバンクをYモバイルにし・・・と経費削減につとめました。その一環でマンガは購入リストから消えました。
でもマンガは、本や映画を趣味とする人間にとっては大事なカルチャーのひとつ。
通信費を減らすなどの経費削減と違い、人生の楽しみをひとつ減らすのってどうなんでしょう。
今でもTVでやっている「マンガ沼」などの番組を見ては「このマンガ面白そうだな」と思いつつ、決してそれを買って来ることはありません。

そういえばCDなんかもそうで、2月に出た宇多田ヒカルの新譜が欲しいな、と思っていましたが、今のことろ買っていません。
通常盤なら3千円かそこら、かつてなら買うのに躊躇する額ではなかったのですが「まあ、買わなくてもいいかな」という気分なのです。
それはマンガも同じことで、続けて読んでいた、たとえばゴールデンゴールドとか『あさドラ!』なんか途中の巻で脱落してしまったわけです。
強殖装甲ガイバーなんて30年以上前から読んでいるのもあります。めったに新刊が出ない作品なのですが、私はその新刊が出たときに果たして買うのでしょうか?

2、物欲の減退と老化の影響

マンガやCDも買わないでいたら、それならそれで、どうでもよくなってきているのです。
物欲が減ってきているというべきなのか、それとも老化して感性が鈍ってきているのでしょうか。
FIREを達成した人のブログなどを拝見していると、億り人になって左団扇で贅沢に暮らしているのかというとそうでもないみたいです。
FIRE民が案外質素だったりミニマリストだったりするのが最初は意外でした。
でも今ではその感覚はちょっと分かります(億り人じゃないですが)。

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3、お金の価値

一度ものごとを「お金」を中心に考え始めると、今までの人生哲学や主義主張も簡単に曲げてしまいそうです。
つみたてNISAの運用益が500円上がったときの500円と、カフェで飲んだコーヒーの500円は、同じ500円だけど重みが違います。
私と妻の将来を支える500円。
飲んでおしっこに変わる500円。
午後のひとときにくつろぎと癒しを提供する美味しいコーヒーの500円。
嫌な気分で働いてやっと手に入る500円・・・。
お金そのものは目的ではないですし、たまにはカフェでコーヒー飲みながら買ってきたマンガを読むことも人生を彩る瞬間ではあるのですけどね。

4、何を「満足」とするか

FIRE民とその予備軍の人の間で話題の本『ジェイソン流お金の増やし方』(ぴあ刊)で一番印象に残った箇所も、コーヒーのことを書いたページでした(P47)。
コーヒー好きの厚切りジェイソンさんは、いつも2リットルのペットボトルにインスタントコーヒーを詰めて飲んでいるそうです。

「美味しいかって?ちっとも美味しくないよっ(笑)!でもカフェインは補給できてるし、僕はこのスタイルに満足している」

この本は20万部以上のヒットなので、たんまり印税が入って、スタバでグランデを頼んでも問題はなさそうですが、要はどこで満足をするのか、線引きを自分で決めるということですね。
書籍は買ってもマンガは買わないのか、いや書籍は書籍でも100円均一の中古本でよしとするのか。
ビールなのか発泡酒なのか、それともいっそ禁酒するのか。
長くて残り30年ほどの命に対して、どこにお金を使って私は死ぬのでしょうか。
DIE WITH ZEROへ向かって有効に使いたいものです。

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