目指せ早期退職!及び腰でFIRE

中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

『ほったらかし投資術』を読んで

『ほったらかし投資術 全面改訂第3版』
山崎 元・水瀬ケンイチ 共著 朝日新書2022年3月刊

すでにつみたてNISAを始めているので今更読む本ではないのですが、
NISA関連の本はムック本や雑誌の特集記事が多く、
内容が総花的になりやすい傾向があります。
そういう意味で、依頼されたライターが書いた記事より、
著者が名前を出して書籍になったものを読みたいということで本書を読みました。
「第3版」とあるくらいですので、著者達は「ほったらかし投資」について
相当の研究のうえ覚悟して書いたものとして、内容も信頼できるという私の判断です。
2人の著者が勧めているのはたった1本のファンドというところもすごいです。
これがムック本になると「有識者が選ぶベスト10」とかになるのですが、
本書は1本だけです。
「全世界株式」を対象としたファンドなので、1本で分散投資できて、
楽天証券SBI証券でも取扱いがあり、手数料も安いという点も考慮して
「これ1本でOK」としています。
「初心者のあなたにはバランスファンド」などということもありませんし、
むしろそういうことを書いている書き手を批判しています。
主張が一貫しているところが潔いです。


今更ファンドを買いなおすわけにもいかないのにもかかわらず、
なぜこの本を読むのかといえば、つみたてNISAではなく、
たとえば退職金の運用などで普通に投資信託をするべきか、
その判断の参考にしようと思ったのです。
退職金は別に使うあてのない余剰資金なので、そこから積立にすべきなのか、
それとも一括投資にするべきなのか、と迷いもありました。
本書にはそれについても解答がありました。答えは一括投資せよ、なのですが
やはり何だかちょっと怖いですね。
退職金のうちの一部でこの著者達の勧めるファンドを一括で買ってみて
様子をみながら積み増ししようかなあ、と思っています。

今は月に3万円程度の積立なので上がった下がったと言っても額が知れています。
退職金となれば、私の勤めているような中小企業でもそこそこあるでしょうから、
それをいきなりポンとやるほど富裕層でもないので、恐怖に打ち勝てません。
今は特に市場が不調ですしね。
とりあえず口座の開設とか準備だけは進めておこうとは思います。

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