目指せ早期退職!及び腰でFIRE

中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

【映画】『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

表題の映画を観て来ました。
<目次>

 

1、あらすじ

経営するコインランドリーの税金問題、父親の介護に反抗期の娘、優しいだけで
頼りにならない夫と、盛りだくさんのトラブルを抱えたエヴリン。
そんな中、夫に乗り移った“別の宇宙の夫”から、
「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」
と世界の命運を託される。
まさかと驚くエヴリンだが、悪の手先に襲われマルチバース(並行宇宙)にジャンプ!
カンフーの達人の“別の宇宙のエヴリン”の力を得て、闘いに挑むのだが
なんと、巨悪の正体は娘のジョイだった…!(公式サイトより)


2、補足すると

上記のストーリー紹介を読んで内容を理解できる人はあまりいないでしょう。

「世界を救えるのはお前だ!」と突然言われて、伝説の剣を抜いて勇者になるのは
ファンタジーもののお約束ですが、領収書の束を持って税務署に行き、
追徴課税されそうなときに、そう言われると更に困るでしょう。

設定としてはマルチバース即ち並行宇宙があって、
自分がコインランドリーの経営者であるこの宇宙もあれば、
カンフーの達人である宇宙も、歌手である宇宙もいろいろあると。
そこらを行き来できるという話です。

行き来するのには「何か変なことをする」というお約束事があって、
変なことをしたタイミングで違う世界に行っては新たなパワーを得て戦う・・・
まあそんな話です。今の説明で分かったひとぉ~?


3、感想は

「ハチャメチャ」というにふさわしい内容ですね。
並行宇宙を行ったり来たりするので場面が目まぐるしく変わります。
しかも荒唐無稽な内容なのでセリフもまたキテレツです。

観ながら心配してしまいます。心配とは
 
・役者は支離滅裂なセリフを頭に入れるのは大変じゃないのか
・役者は撮影中、いま脚本のどこを撮っているか理解できているのか
・編集の人は目的のカットを探して繋げるのが大変じゃないのか

といったことです。いらぬ心配でしょうか。

私は社内向けのマニュアルビデオを撮影する仕事をしていたことがあります。
20分ほどのビデオですが、1日で撮り上げるためカットをバラバラにして撮影し、
ひとつ15秒ほどのカットを編集で繋ぎ合わせるということをしていました。
「順撮り」ではないので、最初のほうのシーンと最後のほうのシーンを連続して
撮るみたいなやり方をするわけです。
順番が分かるようにカチンコ的なものにカット番号を書いて撮影するという
伝統的なやり方です。

チープで短いマニュアルビデオでも編集は結構大変でした。
「ここに入るべきカットが無い~!」とかね。
そんなものと商業映画とを比べてはいけませんが、私だったらこの撮影クルーには
なりたくないですね。

もうひとつ特徴は「美男美女は一切出てきません」ということです。
主人公は60のマダム、ムサい服装の冴えない旦那、色黒で背の低いずんぐりした娘、
ボケかかった老人。
登場人物のビジュアル面では見どころが全くありません。
アジア人とかLGBTとか、あえてマイノリティを並べた感じです。


ということで観る人を選ぶことろのある映画ですが、妻はすごく面白がっていました。
私はあまり乗れなかったかなあ。
とにかく「こんな映画だった」と人に説明できない映画なので
まずは見るしかありません。
今流行りの「倍速で観る」では理解できないかも。

↑ 「雉も鳴かずば撃たれまい」のキャッチコピーでお馴染みのキジです。
ふつう山の中とかにいるんでないの・・・?その辺に河原にいました。
旅の途中、桃太郎の一行とはぐれたのかも知れません。


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