目指せ早期退職!及び腰でFIRE

中小企業のサラリーマンが定年を目前にプチFIREしようという話。

ドラマ『春になったら』で死後を考える

カンテレの番組ページより

<目次>

 

1、TVドラマ『春になったら』がいい

妻に先立たれ、娘(奈緒さん)と二人暮らしの男(木梨憲武さん)。
すい臓がんで余命3ヶ月と知った彼は、
延命治療を拒否して、自分らしく3ヶ月を生きようと決意します。

娘は無名のバツイチ・子持ちのピン芸人「かずまるくん」(濱田岳さん)と
結婚しようと考えていた矢先、父の病状を知ります。

結婚に反対する父親、
結婚のために、お笑いをやめて月給取りになろうとする彼氏、
結婚式と葬式が同時期になりそうな事態に苦悩する娘
・・・もどかしいストーリーです。

今期のドラマの中では、見応えがあって楽しみにしています。
死という重たい内容を背負っていますが、
木梨さんの明るいキャラクターで、湿っぽくならずに観ることができます。
いいキャスティングです。


2、葬式をどうするか

木梨さん演じる父親は「エンディングノート」や「死ぬまでにすることリスト」
いわゆるバケットリストなどを書いたりしながら、自らの死に備えます。
葬儀屋に勤める娘の友人に
「俺の葬式は明るいものにしたい、お通夜はいらないから」
などと相談を始めたりします。

私も60近くなってきたので、葬儀については思うところがあります。
葬儀自体に意義を感じていないので、無くてもいいくらいですが、
そういうわけにもいかないでしょう。
とりあえず最小限のもので構わないと思っています。

母の葬儀の打ち合わせで、葬儀屋から
「お見送りのときに音楽を流しますが、故人の好きな曲を教えて下さい」
と聞かれて困りました。
同居していたわけでもないので、知らなかったからです。

そのときは、一度CDのダビングを頼まれた「花は咲く」と、
好きかどうかも知らないけど川の流れのようにをチョイスしました。
では私のときは、どういうことになるのでしょうか?

妻が葬儀屋にBGMをどうするか聞かれて
「夫は・・・テクノが好きみたいでした」
「ではライディーンテクノポリスをご用意します」
「なんか、もうちょっと他に良いのは・・・」
「ではジャーマンテクノの元祖・クラフトワーク放射能とかは?」
「それもちょっと、どうなんでしょう」

こんな会話が交わされたうえに、葬儀会場に『君に胸キュン』が響き渡った日には、
おちおち成仏もできません。
棺桶からむっくり起き上がって、鼻に詰められた綿をフン!と吹き飛ばしそうです。


3、私の葬送曲はこれで

最近のお気に入りの曲に、ユニコーン『アルカセ』というナンバーがあります。
ユニコーンで分からなければ、
奥田民生さんのバンド」と言った方が、通りがいいかもしれません。
ユニコーンは夫婦ともども好きで、1月には名古屋までライブに行きました。

Uta-Netより歌詞の一部をお借りしました



『アルカセ』は、4月公開の映画『あまろっく』の主題歌にも採用されています。
奥田民生さんのぶっきらぼうな歌詞に、
キーボード担当ABEDONさんの壮大な感じのメロがついて、
感動的な曲に仕上がっています。

どう 迷うことなど なかったろ
どう わりと近くに あっただろ

このサビの部分が好きなんです。
人生を振り返って
「失敗や間違いもあったけど、まあこんなもんで良かったんじゃないの」
って思えたらいいなあと。
そう思って妻や友人が送ってくれればいいなあと。


4、墓はいらない

最近は合同墓も増えていますね。
母のときも永代供養墓にしましたし、父もその予定で、
石版に文字だけ夫婦連名で彫ってあります(存命中は赤文字)。

私はそれすらいらないので、海に骨を撒いてもらいたいと思っています。
そういう散骨サービスもあるみたいなので、
あとは魚のカルシウムにでもなれば本望です。
キレイさっぱり仏壇も位牌も不要と思っています。

「死ぬまでにこれをやりたいこと」なんて、
想像してみたけど何も思い浮かびませんねえ。
スカイダイビングに挑戦、とかそういうヤツもないし。

老後に各地の美味しいもの食べて、ときどき温泉にでも浸かれれば満足かなあ。
それがつまらない人生だと言われれば、それでも別に構わないですよ。
そもそも、ただの凡人ですから。

 

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